タロット占い

タロット占いはなぜ当たるの?:タロットリーディングの可能性は無限大で宇宙そのもの

isurabeni

タロット占いはなぜ当たるの?:タロットリーディングの可能性は無限大で宇宙そのもの

タロットはなぜ当たるの?

  

イスラ
イスラ

タロットは人間の潜在意識と結びついている。

だから、可能性は無限大だというお話をしていきます。

  

タロットがなぜ当たるのか、という話には諸説ありますよね。

その1つが、タロットはその人の潜在意識を表現している、ということ。

その前提として、

「人間は、潜在意識のうえでは、お悩みのを既に知っていて」、

それがタロットに現れるから、タロットは当たるという説です。

その潜在意識にアプローチする方法の1つがタロットということ。

わたしたち人間は、日常、顕在化した意識を使っていろいろ考えて答えを出そうとします。

でも、今の悩みについてどうしたら良いのかが考えてもわからない。

そのとき、なんらかの「道しるべ」として占いを利用されるのだと思います。

これは大先輩にお聞きした話なのですが、

占いはあくまでも「道標(みちしるべ)」であって、「道筋」を示すものではないと。

 

アル
アル

う~ん。

道しるべと道筋の違いはなんとなくわかる気もするけど。

  

イスラ
イスラ

そうね。

次で、もう少し説明していくわね。

   

タロットリーディングの可能性は無限大、宇宙そのもの

 

鏡リュウジさんの書籍『実践タロットリーディング』にこんな話が載っています。

 

10代のぼくが受験を前にしてある神社に生き、合格祈願をしていたときのことだ。

祖母はどんなふうに祈願をしたのか、と聞いた。

ぼくは「○○学校にはいれますようにと、ちゃんとお願いしてきた」と答えた。

すると、祖母は顔をしかめる。

「それはあかん。そんな願い方をしたら、神さんもそこを通すようにする他ないやろ」と。

当惑したぼくは聞いた。

「それではあかんの?」

祖母の答えは驚くべき知恵に満ちていた。

鏡リュウジ(2017)『鏡リュウジの実践タロット・リーディング』朝日新聞出版
     (p.156-157)

   

「あかんやろ。○○学校に行きたい、というのは今のお前の小さな考えだけやろ。それが本当にええかどうか、わからんのやから。そやから、一番いいようにしてください、とお願いするんや」

これは巧みである。

もし不合格でも、それが自分にとってよかったのだと思えるだろう。

しかしそれ以上に、自分が意識できる範囲以上のこといまだ形をなさない希望や可能性があるかもしれない、という余地を残している。

さらに言えば、利己的な願いではなくすという意味もある。

「一番いいように」というのは、「みんなにとって」一番いいように、という含意もありそうではないか。

鏡リュウジ(2017)『鏡リュウジの実践タロット・リーディング』朝日新聞出版
     (p.156-157)

  

とても素敵なお話ですよね。

ここで、イスラの大先輩がおっしゃった「道しるべ」というのは、

鏡リュウジさんが述べているのと同じことで、

タロット占いは、

「いまだ形をなさない希望や可能性」を道しるべとして示すこと、

それは、

人間の小さな考え(つまり、顕在意識)を超えて

人間が意識できる範囲以上のこと(つまり、潜在意識)の領域

からのメッセージを伝えることなんです。

  

わたしたち人間は、とかく自分の考えでそもそもの問題を規定し、その特定の問題に対する具体的な解答を欲しがります。

それでは「いまだ形をなさない希望や可能性」を排除してしまうことになりかねない。

だって、他の可能性もあるんだから。

  

ここからわかることは、

タロットリーディングをする場合には、

タロットリーダー自身のインスピレーションを使って、ご相談者が意識できる範囲以上のことを示してあげることが必要なんです。

そしてなにより、タロットカードはそれを可能にするツールだということ。

  

タロットリーディングの可能性は無限大で宇宙そのもの。

人間の思考を超えたもの。

とても素敵ですよね。

 

アル
アル

鏡リュウジさんもすごいけど、やっぱりそのおばあちゃんもすごい人だよね。

 

イスラ
イスラ

ほんとうね。

イスラもそう思うわ。

タロットリーディングのお仕事がますます好きになったわ。

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